東京慈恵医大などのチームが5日に発表
東京都内で健康診断を受けた人の血液を調べたところ、98%がビタミンD不足だったとの調査結果を東京慈恵医大などのチームが5日、発表した。特にシイタケなどのキノコ類から取れる植物由来のビタミンDはほとんど検出されなかった。若い人ほど不足している傾向があり、食生活の変化が原因の可能性があるとみている。
調査は2019年4月~20年3月、東京都内で健康診断を受けた成人男女約5500人に実施。血中ビタミンD濃度を算出した結果、全体の98%が必要とされる値を下回った。検出されたビタミンDの種類を調べると、ほとんどが動物由来か日光を浴びてつくられたものだったという。 越智小枝・東京慈恵医大教授は「都市部の生活では日光を十分に浴びるのは難しい。食生活も欧米化しており、不足している場合はサプリメントで取り入れてほしい」と話した。
6/5(月)17:28配信 Yahooニュース 共同通信の記事より
健康維持に欠かせないビタミンD!
ビタミンDは、日光に当たることで体内で生成されます。しかし、日光に当たることが少ない現代人では、ビタミンDの不足が懸念されています。ビタミンDを多く含む食品としては、魚介類、きのこ類、卵、乳製品などがあります。
ビタミンDの摂取量の目安は、成人男性で1日1000IU、成人女性で900IUです。ビタミンDを多く摂取したい場合は、サプリメントや日焼けマシンを活用するのも有効な手段です。
ビタミンD不足は様々な健康リスクを引き起こします
ビタミンDは、骨の成長と維持に重要な栄養素です。また、免疫機能の向上、癌の予防、心血管疾患の予防、糖尿病の予防、認知機能の向上など、さまざまな健康効果が期待されています。
またビタミンDが不足すると、様々な健康リスクを引き起こすといわれています。
【脳疾患】
- アルツハイマー症
- 総合失調症
- うつ病認知症
【肺・呼吸器疾患】
- 上部気道感染症
- 結核
- インフルエンザ
- 肺活量低下
- 喘息
【心臓・血管疾患】
- 高血圧
- うっ血性心不全
- 心筋梗塞
- 末梢血管疾患
【骨・筋肉の疾患】
- 骨粗しょう症
- 骨関節炎
- 骨軟化症
- くる病
- 筋力低下
- 筋肉痛
- リューマチ性関節炎
【骨・筋肉の疾患】
- 骨粗しょう症
- 骨関節炎
- 骨軟化症
- くる病
- 筋力低下
- 筋肉痛
- リューマチ性関節炎
【腸・消化器官の疾患】
- 吸収不全
- クローン病
- ウィップル病
- セリアック病
【肝臓の疾患】
- 2型糖尿病
- メタボリックシンドローム
- 肝不全
【腎臓の疾患】
- 腎不全
- ネフローゼ症候群
【がん】
- 乳がん
- 大腸がん
- 前立腺がん
- 膵臓がん
- 自己免疫症
ビタミンDを効率的に摂取する方法!
体に必要な充分な量のビタミンDを摂取するには、食事や日常的な日光だけでは不十分です。あわせてサプリメントの活用や日焼けマシンを利用してみましょう。
特におすすめしたいのは天候に左右されず効率的に紫外線が浴びられる「日焼けマシン」の利用です。不足しがちなビタミンDを紫外線を浴びることで生成してくれます。
ビタミンDは、健康維持に欠かせない栄養素です。日頃から、日光に当たったり、ビタミンDを多く含む食品を摂取したりして、ビタミンDを充分に摂取しましょう。